Panasonic電気圧力鍋で調理した「親ごはん」を紹介しています、ブログ管理人の木葉らんです。
電気圧力鍋の電気代が気になって、電気料金の計算をしてみました。
最初に結論を言うと、
Panasonic電気圧力鍋|毎日30分使っても、1か月300円以下
圧力調理は「①圧力を上げる」+「②設定時間」+「③蒸らす」の3工程のうち、①②で主に電気を消費しています。
「③蒸らす」の工程では電気加熱はせず、減圧(温度降下)の時間となります。
わたしがいつも調理する時間は、①②を合わせると平均30分くらいです。
毎日30分使ったとしても、電気代は1か月300円以下に抑えられます。
毎日使ってもコレだけ!!!安いですね。
電気代の計算は、住んでいる電力会社の契約内容によって異なります。
もう少し掘り下げて、計算していきます。
かんたんに計算できるので、一度試してみてください。
【電気料金計算】電気圧力鍋の1か月の電気代|毎日30分使用
どんな電化製品でも、本体に定格消費電力が記載されています。
消費電力ほうが馴染みがあると思うのですが……
- 消費電力は、電化製品を使用するときに消費する電力量のことです。
- 定格消費電力とは、最大限に機能を活用して使用した場合に消費する電力量のことです。
電気圧力鍋の機能の中で、大きな電力量が必要な圧力調理と比べると、低温調理などはそこまで電力量は必要ではありません。
Panasonic電気圧力鍋『定格消費電力』700W
つまり、調理内容によって電力量は異なります。
ですが、フルパワーで使用した時のことを想定して計算したほうが、不足がないと思います。
高圧力で調理をすることが多いので、700Wを基準に考えていきます。
1回の使用量の計算
こちらのツールを使えば、入力するだけでかんたんに計算できます。
かんたんに計算できます!
その前に、基本的な電気代の計算式です。
【電気代】=1時間あたりの消費電力(kWh)×使用時間(時間)×料金単価(円/kWh)
この式に数値を当てはめて計算すれば、電気代がいくらかわかります。
①1時間あたりの消費電力(kWh)
電気圧力鍋の定格消費電力は、700Wでした。
700WをkWhの単位に合わせる必要があるので、変換します。
1kW=1000Wです。単位を合わせます。
700W÷1000=0.7kW
②使用時間(時間)
kWhのhは時間を表わしていて、1h(時間)=60m(分)です。
30分使用した場合の計算をするので、1h×30/60=0.5hです。
合計電力量は、0.7kW×0.5h=0.35kWh となります。
③料金単価(円/kWh)
電力供給会社が提示している、電気料金単価の単位は(円/kWh)です。
電化製品の消費電力はWワットで記載されているので、単位を変換する必要があるのです。
地域によって電気代が違うのは、電気料金単価が違うからです。
それと、電気代は契約内容によっても異なるので、ここでは一般的な家庭の契約『従量電灯B』1段階の料金で考えています。
電気代の計算は単純ではありませんよね。
- まず契約種別(20Aや30Aなど)によって、基本料金が決まります。
- 電気を使った量は従量制で、最初の120kWhまでなら1段階19円/kWhですが、多く使用すれば2段階までは26円/kWh、3段階までは30円/kWhと単価が高くなります。
- 万が一契約中に電気を使わなくても(0kWh)、基本料金と最低月額料金235円が必要になります。
電気圧力鍋だけの電力量の計算は、最初の120kWhまでの1段階19円/kWhで行いました。
月末あたりに使用して、1か月の全体の使用量が300kWhを超えていた場合は、3段階の30円/kWhになってしまうということに注意してください。
これまでの内容を理解したら、電気代はすんなり出ます。
【電気代】=1時間あたりの消費電力(kWh)×使用時間(時間)×料金単価(円/kWh)
【電気代】0.7kW×0.5h×19円=6.65円
700Wの電気圧力鍋を30分/1日使用した電気代(19円/kWh)は、約6.65円となりました。
1か月毎日使った電気代の計算
1か月間(31日)1段階の19円/kWhで使った場合、6.65円×31日=206.15円です。
仮に、3段階の30円/kWhで計算した場合は、10.5円×31日=325.5円でした。
当然ですが、一般家庭では突然3段階の単価にはなりません。
※一時的に大量に電力消費してしまった後に電気圧力鍋の使用をするなどの、例外は考えていません。
定額制と違って、電力利用量に応じて1段階➜2段階➜3段階と料金単価が変わる従量制なので、1か月毎日使ったとしても電気代は300円以下になります。
電気圧力鍋/700W:毎日30分使用でも、1か月の電気代は300円以下
コンセントに差したままの待機電力
わずかに通電している状態であれば電気を消費しているので、待機電力がかかってしまいます。
例えば、ドライヤーを使ったときは「切」にしても切断状態なので、待機電力は発生していません。
電気圧力鍋の場合調理をしていなくても、液晶部分に微小ながら電力が消費されてしまいます。
「調理スタート」してから「完了」までの間は、定格消費電力は700Wです。
「蒸らし」の時間から待機電力が0.3W消費される、というのは不確定な情報なのですが……
蒸らす時間は電気加熱はせず、減圧(温度降下)の時間なので、電力700Wの電力が消費されない工程です。
どのタイミングでピッタリ0.3W電力を消費し始めるか?というのは、測定器などで確認したほうが確実です。
その後、電源プラグを差したままにしておくと、待機電力が0.3Wほど消費され続けます。
Panasonic電気圧力鍋|【待機電力】約0.3W
良かれと思ってこまめに電源プラグを抜くと、接触不良・コード断線しやすくなることもあります。
正しく抜き差しすれば問題ありませんが……
スイッチ付きの電源タップを使うと、問題解決します。
ただし、待機電力を必要とする光る電源タップを使うと、電力を消費するので意味がありません。
約0.1Wの電力を消費するので、わずかですが……
そもそも光らない電源タップは、そんな心配は必要ありません。
コンセントを差してもいないのに光っている状態のスイッチがあれば、無駄なので今すぐ消しましょう。
光るやつのほうがわかりやすいですが、慣れれば何とかなります。
電気代計算ツール
電気代の計算をするときに、必ず必要になってくるのが電力量料金の単価です。
契約している電気会社によって異なるので、最初に調べて計算してみてください。
北海道電力
東北電力
北陸電力
東京電力
中部電力
関西電力
中国電力
四国電力
九州電力
沖縄電力
単価を調べる時間がない!という人は、こちらのtestpage.jpで計算してみてください。
電力会社を選択して各会社の既定値で、かんたん入力&計算ができます。
電力会社を選択!でかんたん入力&計算ができる
計算するより、もっとかんたんに電気代を確認できる方法があります。
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電力計チェッカーを使えば、電気代が一発で数値でわかります。
- 測定したい電気製品を接続し、コンセントに差して電源ONですぐ使えます。
- 電圧:AC100V / 電気容量:1500Wまで ※エアコン・オイルヒーター不可
- 電気機器の使用時間、積算電気料金、1時間あたりの電気料金、瞬時電力量、積算電力量、CO2排出量を測定できます。
毎日使用している、電化製品の測定が手軽にできます。
数値を確認することで、生活の改善に役立ちます。
まとめ
Panasonic電気圧力鍋を毎日30分使っても、1か月300円以下の電気代なので光熱費の節約になります。
煮豆を例にしてみると……
電気で調理したほうが、ガスを使うよりも断然安く調理できます。(仕上がりの味はガス調理のほうが上ですが。)
電気圧力鍋で調理した場合は電力が必要な時間は約30分で、電気代は約6.65円です。
ガスで調理した場合は約240分の4時間を中火(22円/1時間)で煮たとして、ガス代は約88円です。
多少契約条件によって誤差はあるとしても、長時間煮込むためにガスをつかうよりも、電気圧力鍋で調理すれば節約になるのは明らかです。
上手に調理を使い分ければ、光熱費の削減ができますね!
毎日使う家電を省エネ家電に変えることで、電気代の節約が大幅になることがあります
最近買い替えた家電で効果があったのは、電気ポットです。
3Lサイズの電気ポットはすぐに湯がなくなるので、1日に2~3回も給水してお湯を沸かしていました。
5Lサイズの大容量の電気ポットに買い替えてから、大容量で保温力も向上したので何度も再沸騰する必要がありません。
大きすぎて邪魔にならないかと心配しましたが、そんなことは全くありません。
節電したつもりはないのですが……
電気の総使用量が、前年同月比で57kWh減っていました。
- 電気代の比較(2月分)
- ・【今年度】2月分(使用日数/28日)の総使用量は、352kWh
・【前年度】2月分(使用日数/28日)の総使用量は、409kWh
昨年の同時期の電気代と比べて安くなったので、主な要因は電気ポットだと思いました。
毎日の当たり前を見直すキッカケが大事ですね。
皆さんも、日頃使っている身の回りの電化製品の電力量を調べてみてください。